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コストコ:数多くの機会を掴むアメリカの卸売会社

コストコ:数多くの機会を掴むアメリカの卸売会社

コストコは、米国ではよく知られた名前かもしれませんが、フランスでの事業という点ではまだかなり新しい企業です。パリ地方の市場の可能性を認識した同社は、パリ地方で1号店となる店舗を開くことにしました。コストコは、2年前のパリ進出以来、すでに十分な実績を挙げており、現在、この地に2号店をオープンしようとしているところです。Gary Swindells 氏(コストコ・フランスのカントリーマネージャー)にお話をうかがい、成功するビジネス戦略を構築するための同社のアプローチ、パリ地方に対する見解、フランスでの事業拡大で計画を成功裏に実行した方法について、おたずねしました。

 

簡単に、コストコ社について、御社がフランスで行っている事業の内容、それに、御社におけるご自分の役割について、お話しいただけませんか?

 

コストコは、企業だけでなく一般の人びとにも開かれている会員制クラブです。会費は36ユーロで、会員カードは毎年更新する必要があります。弊社のお取り扱い商品と同じく、会員カードもまた、100%のご満足か払い戻しかという、弊社のやり方が適用されますので、その点にご留意ください。コストコの使命は、商品を最安値で販売することではなく、最良品質の商品を最良の価格で販売することです。さまざまな種類の商品を扱っていますが、カテゴリーごとの商品の選択肢には限りがあります。たとえば、コストコと同じぐらいの規模の大型スーパーマーケットやデパートでは、8万点の商品を取り扱っていますが、私どものところでは、3,800点しか取り扱っておりません。低い価格帯の入門者用の商品は取り扱っておりません。ハイエンドのブランド、または自社ブランドである「カークランドシグネチャー」の製品しか取り扱っていません。弊社のセレクションには、食品、生鮮食品、電子機器、家庭用品、家電製品、宝飾品、衣料品などのカテゴリが含まれています。会員カードは、米国とカナダでは91%、海外では88%の割合で更新されます。この数字は弊社の誇りです。

2017年6月、パリ地方(ヴィルボン=シュル=イヴェット)に1号店をオープンしました。弊社は、
納入業者や会員のみなさまからいただいているサポートにとても満足しています。現在フランスでは、16万人以上の方が、会員カードをお持ちです。弊社としては、素晴らしい従業員グループを採用することができました。従業員たちが、会員に対してアンバサダーとしての役割を果たしていることを、誇りに思います。今年11月には、パリの東にあるポントーコンボーに2号店をオープンいたします。

コストコ・フランスのカントリーマネージャーとしての私の役割は、フランス国内における弊社のビジネスモデルを開発することです。それには、弊社の企業風土やコアバリューを実装することになるスタッフを雇い入れ、主要都市に新店舗を開設して、市場シェアを獲得しなければなりません。また、フランスだけでなく世界中で弊社と協力してくださる納入業者も見つけたいと考えています。


どのような理由でコストコはパリ地方で事業を立ち上げたのですか?

弊社が、ある国への投資を決めるにあたっては、弊社のコンセプトや会員制クラブの受容状況をより正確に見極められるようにするため、主要都市を選ぶことにしています。弊社では、人口統計の見地から、30分圏内に最低でも100万人の人口があることを必要条件に定めています。パリ地方は、これを満たす人口密集地域ですので、状況を明確に把握することが可能です。また、フランスが高く評価されているのは、製品の品質によるものですから、コストコにとってはこれ以上ない場所だと言えます。


ビジネスの世界で、パリ地方が持つ最も魅力的な資産とは何でしょうか?

パリ地方は、人口密度のおかげで、市場の潜在力が大きいと言えます。また、多くの空港や鉄道駅があり、EU 内外の他の国から訪れることも容易です。パリ地方は、非常に優れた高速道路ネットワークのおかげで、他のあらゆる地域との接続が良好で、効率的な公共交通システムにより、従業員の通勤も容易です。弊社のカウンセルをはじめ、多くの企業の本社がここに立地しています。また、パリ地方には非常に多くの企業が存在するため、弊社の BtoB 商品セレクションを効果的に評価することが可能です。


コストコはパリ地方の持続可能性に、どのようなかたちで貢献していますか?

弊社の建物は、高環境品質認証ガイドライン(HQE)に従って建てられています。消費電力を抑えるため、106個の天窓が設けられています。また電気自動車用の無料充電ステーションと、基準よりも28%多い「緑化エリア」を設けています。これには2か所のグリーウォールも含まれます。


パリ地方の労働力を、どのように見ていらっしゃいますか?

コストコは、幅広い職種の従業員を雇用しています。パリ地方で雇い入れる従業員はレベルがが高く、弊社のニーズを満たしています。弊社従業員のほとんどは地元出身で、平均して、1店舗につき300人の従業員を雇用しており、その90%がCDI(無期雇用契約)です。


現在準備を進めていらっしゃるコストコ2号店についてお話しください。

先ほど申し上げましたように、パリ東部のポントーコンボーにあり、2021年11月にオープンする予定です。ヴィルボン=シュル=イヴェットのように新しい建物を建てるのではなく、既存の建物を改造するという点を除けば、コンセプトは他のすべての店舗とまったく同じです。


コストコのパリ地方における将来的なビジネス計画には、どのようなものがありますか?

市場を適切にカバーし、かつ、共食いを避けつつ、少なくとも2〜4店舗を新規出店したいと考えています。


あなたのお考えでは、海外企業がパリ地方に進出し、事業拡大するあたり、 成功の鍵となるものは何でしょうか?

時間を惜しまず、地元の市場を評価し、理解し、適応する必要があります。また地元当局と連携し、現地の法令(商法や社会法など)を理解する必要があります。これまでの弊社の業績が示唆しているのは、地元製品によってコストダウンを実現し、グローバルな買い付けにより国際的な側面も持ち、それを適切に組み合わせることが成功の鍵となっています。そうは言っても、これまでの業績にこだわらず、会員のみなさまと親密な関係を保ち、変化するニーズに適切に対応する必要があります。


パリ地方のことを、3つの言葉で言い表すとしたら、どのようになりますか?

- 機会
- 成長
- 必見

 

 

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Stéphane Martinet

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